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<内科・皮膚科から>帯状疱疹ワクチンについて

2024.02.01

 

帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが原因となる、中年以降の方に多い『強い痛みと水疱』を特徴とした病気です。症状が重い場合、入院が必要となることがあったり、皮膚症状が治った後も神経痛が長期間続くこともあります。2014年10月に小児水痘ワクチンが定期接種化されて以降, 水痘の流行が激減し, 高齢者がブースター(免疫を強化する)効果を得る機会が減少しています。そのため高齢化による影響に加え, 水痘流行の減少が帯状疱疹のさらなる増加に繋がっていると言われています。
帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症すると推定されており、また発症した方の10~50%の方に帯状疱疹後の神経痛を生ずる可能性があると言われています。

 

2016年5月より、厚生労働省より『50歳以上の方に対する帯状疱疹の予防』を目的としたワクチン接種が承認されました。接種による効果として、以下が挙げられます。

・帯状疱疹の発症率が5割以下になる。

・もし発症しても症状が軽く済む。

・帯状疱疹後の神経痛の発症率が4割以下となる。

・接種後5年間の効果の持続。

 

 

◎ワクチンは大きく2つに分けられます。

・不活化ワクチン:病原性をなくした細菌やウイルスの一部を成分としたワクチン(インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンなど)

・生ワクチン:病原性を弱めた細菌やウイルスそのものを成分としたワクチン(MR(麻疹・風疹混合)ワクチンなど)

 

当院では、不活化ワクチン『シングリックス筋注』、生ワクチン『乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)』が受けられます。(要予約)

 

●不活化ワクチン『シングリックス筋注』:筋注、2ヶ月間隔で2回接種が必要。ブースター目的の再接種は必要なし。
費用 約2万円×2 程度

※「シングリックス」は、予防効果が50歳以上で97%と高く、10年後でも80%程度の予防効果が持続するというメリットがあるため、一般に帯状疱疹ワクチンとしては、「シングリックス」が推奨されています

●生ワクチン『乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)』:皮下注射、1回接種。
ブースター目的の追加摂取が必要な可能性あり(5-8年後くらい)
費用 約9000程度
透析中の方、悪性腫瘍治療中の方、先天性もしくは後天性の免疫不全の方、副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤などの内服や注射を使用中の方は生ワクチンは摂取できませんので、不活化ワクチンの適応となります。

 

帯状疱疹ワクチンの接種を受ける事ができる方:
※50歳以上の方で費用は保険適応外(自費)となります。

※妊婦、発熱している方は接種出来ません。

 

詳しくは、お尋ねください。

 

 

 

ながの内科クリニック 816-0845
福岡県春日市白水ヶ丘1丁目55 【駐車場14台】
Tel 092-589-3741/FAX 092-510-1483
http://naganonaika.com